2021.02/22 [Mon]
「感染症と文明」
お久しぶりに 本の紹介です。
ちびちびと 本は読んでいますが、最近は電車に乗る時間もすくなくなり、
夜は韓流ドラマをみていたので (◎_◎;)
読み終わるのに時間がかかっております。
今回はなんと去年の6月ごろから読んでいた(ながすぎるだろっっ!)
本について 自分の健忘録もかねて書いてみます。
こちらの本は、今聞いている NHK「ラジオ英会話」のコラム欄で
池上彰さんが紹介されていた本です。
ちょうど コロナが流行りだした5月か6月号だったと思います。
コロナがまだ 得体のしれない恐ろしい病気としか
わかっていなかったころだったので
何か 自分も読んで知識を得たいと思ったので
購入したのですが、内容としてはなかなか難しく、
電車の中で読んでいても 続きを読むときに その前がおもいだせない・・・。
小説じゃないしね・・・。(^^;)
というわけで いったり来たりを何回も繰り返し、
しかも内容も消化不足ではありますが、(しろうとさんだし?)
それでも 今まで知らなかったことがたくさんあり、勉強になりました。
この本をきれいに感想としてまとめるのは 難しいので
私目線で気に留まったことを 書いてみます。
こちらの本は、2011年に出版されています。
昔 天然痘やペスト、マラリアなどの病気の原因を調べたり、治療法をどうやって確立してきたのか
が全般を読むと少し(ほんの少しね・・)わかります。
研究をされてきたお医者様方がたくさんいらっしゃいますね。
それぞれの感染症の原因を突き止めるのはかなり難しかったようですが、
それが家畜だったり、コウモリだったり、マラリアについては
蚊が媒体であることが ずっと後になってわかってきたようです。
そして感染症の出現には、定住が関係しているようです。
定住すると糞便から発生する寄生虫が発生し、
人が残した食べものを食したネズミなどから 感染症が持ち込まれたようです。
そういった人の動きは、感染症を広めることになるのですが、
大陸が広がる地理的自然環境の軸も関係しているようだということ。
ヨーロッパからは東西横に軸が広がっていて 動物の生息条件なども似ていることから
感染症の交換ということも行われて拡大していったようだということ。
そして コロナ禍の中、アロマもかなりブームになっていますが、
本の中ではっとしたのが マラリアの治療薬となったのが
南米の先住民が伝統的に使っていたキナという木の樹皮に
抗マラリア効果があることが 偶然発見されて マラリア治療薬として製造されたというところ。
アロマの精油は 自然の花や草、樹皮から抽出されているので
このあたりの何かが コロナにも対抗できるのではないかとも期待してしまいますよね。
歴史をふりかえれば 感染症は現れては 突然姿を消す…ということを繰り返してきたようです。
そして 20世紀後半にも 新たな感染症が発生しました。
エボラ出血熱やSARSなどです。
SARSについては、記憶に新しいですよね。
こちらは 厳しい隔離対策で 2003年の3月に流行し
同年の7月に 8000人の感染者と700人以上の死者をだして
終息しています。
ただ 本にも「これを引き起こしたウィルスは永遠に消えてしまったのか、
それともただねむりについているのか。」だれにもわからないとなっています。
著者は 副題にあげているように
「ウィルスとの共生」ができないかといっています。
たとえば感染していたとしても その潜伏期間が長くなれば
発症しなければ共生できるのではないかということです。
例に挙げているのが成人T細胞白血病ウィルスで、平均の潜伏期間が
50~60年なので 人の一生涯で考えると 感染者の100人のうち
5人の割合で白血病が発症させることになるということ。
この潜伏期間がもっとのびると 感染していても発症しないということもあるだろうということ。
病気を引き起こさないウィルスは、ほかの新たなウィルスの防波堤になってくれるかもしれないそうです。
この考えは 知らなかった。
本の最後の方では、氾濫する川を防ぐために作る防波堤を例にだして
毎年防波堤を高くしていくおかげで 川は氾濫しないが
川底に年々たまる沈泥がそのうち破滅に導くのではないかということを言っていて、
まったくウイルスのない社会をつくろうとすると いつか爆発するのではないかと
かかれていました。
今がその爆発なのでしょうか。
読み終わるのに長い時間がかかりましたが、
コロナ禍でなければ 手に取らなかった本だと思います。
まだ 姉からまわってきたコロナの時代の生き方の本があります。
それも読んでみようと思います。
昔から 感染症と闘ってきた医者や研究者の皆さまが
きっと今も 私たちのために治療と研究を続けてくださっているのだろうと思います。
感謝の気持ちと何度も感染症とたたかってきた人の力のすごさを感じます。
今自分にできることは精一杯努力して、 コロナに打ち勝つ日を待ちたいと思います。

にほんブログ村

にほんブログ村
↑ブログ村に参加したよ!遊びに来た人クリックしてね!
ちびちびと 本は読んでいますが、最近は電車に乗る時間もすくなくなり、
夜は韓流ドラマをみていたので (◎_◎;)
読み終わるのに時間がかかっております。
今回はなんと去年の6月ごろから読んでいた(ながすぎるだろっっ!)
本について 自分の健忘録もかねて書いてみます。
こちらの本は、今聞いている NHK「ラジオ英会話」のコラム欄で
池上彰さんが紹介されていた本です。
ちょうど コロナが流行りだした5月か6月号だったと思います。
コロナがまだ 得体のしれない恐ろしい病気としか
わかっていなかったころだったので
何か 自分も読んで知識を得たいと思ったので
購入したのですが、内容としてはなかなか難しく、
電車の中で読んでいても 続きを読むときに その前がおもいだせない・・・。
小説じゃないしね・・・。(^^;)
というわけで いったり来たりを何回も繰り返し、
しかも内容も消化不足ではありますが、(しろうとさんだし?)
それでも 今まで知らなかったことがたくさんあり、勉強になりました。
この本をきれいに感想としてまとめるのは 難しいので
私目線で気に留まったことを 書いてみます。
こちらの本は、2011年に出版されています。
昔 天然痘やペスト、マラリアなどの病気の原因を調べたり、治療法をどうやって確立してきたのか
が全般を読むと少し(ほんの少しね・・)わかります。
研究をされてきたお医者様方がたくさんいらっしゃいますね。
それぞれの感染症の原因を突き止めるのはかなり難しかったようですが、
それが家畜だったり、コウモリだったり、マラリアについては
蚊が媒体であることが ずっと後になってわかってきたようです。
そして感染症の出現には、定住が関係しているようです。
定住すると糞便から発生する寄生虫が発生し、
人が残した食べものを食したネズミなどから 感染症が持ち込まれたようです。
そういった人の動きは、感染症を広めることになるのですが、
大陸が広がる地理的自然環境の軸も関係しているようだということ。
ヨーロッパからは東西横に軸が広がっていて 動物の生息条件なども似ていることから
感染症の交換ということも行われて拡大していったようだということ。
そして コロナ禍の中、アロマもかなりブームになっていますが、
本の中ではっとしたのが マラリアの治療薬となったのが
南米の先住民が伝統的に使っていたキナという木の樹皮に
抗マラリア効果があることが 偶然発見されて マラリア治療薬として製造されたというところ。
アロマの精油は 自然の花や草、樹皮から抽出されているので
このあたりの何かが コロナにも対抗できるのではないかとも期待してしまいますよね。
歴史をふりかえれば 感染症は現れては 突然姿を消す…ということを繰り返してきたようです。
そして 20世紀後半にも 新たな感染症が発生しました。
エボラ出血熱やSARSなどです。
SARSについては、記憶に新しいですよね。
こちらは 厳しい隔離対策で 2003年の3月に流行し
同年の7月に 8000人の感染者と700人以上の死者をだして
終息しています。
ただ 本にも「これを引き起こしたウィルスは永遠に消えてしまったのか、
それともただねむりについているのか。」だれにもわからないとなっています。
著者は 副題にあげているように
「ウィルスとの共生」ができないかといっています。
たとえば感染していたとしても その潜伏期間が長くなれば
発症しなければ共生できるのではないかということです。
例に挙げているのが成人T細胞白血病ウィルスで、平均の潜伏期間が
50~60年なので 人の一生涯で考えると 感染者の100人のうち
5人の割合で白血病が発症させることになるということ。
この潜伏期間がもっとのびると 感染していても発症しないということもあるだろうということ。
病気を引き起こさないウィルスは、ほかの新たなウィルスの防波堤になってくれるかもしれないそうです。
この考えは 知らなかった。
本の最後の方では、氾濫する川を防ぐために作る防波堤を例にだして
毎年防波堤を高くしていくおかげで 川は氾濫しないが
川底に年々たまる沈泥がそのうち破滅に導くのではないかということを言っていて、
まったくウイルスのない社会をつくろうとすると いつか爆発するのではないかと
かかれていました。
今がその爆発なのでしょうか。
読み終わるのに長い時間がかかりましたが、
コロナ禍でなければ 手に取らなかった本だと思います。
まだ 姉からまわってきたコロナの時代の生き方の本があります。
それも読んでみようと思います。
昔から 感染症と闘ってきた医者や研究者の皆さまが
きっと今も 私たちのために治療と研究を続けてくださっているのだろうと思います。
感謝の気持ちと何度も感染症とたたかってきた人の力のすごさを感じます。
今自分にできることは精一杯努力して、 コロナに打ち勝つ日を待ちたいと思います。

にほんブログ村

にほんブログ村
↑ブログ村に参加したよ!遊びに来た人クリックしてね!
スポンサーサイト
最新コメント