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今 読むと心にしみる本

2018/04/22 (日)  カテゴリー/絵本、本の紹介

先日 なが~いブログでお知らせしたように
今月 4月1日のエイプリルフールの日に
かねてから 膵臓がんで闘病していた 父が永眠しました。

この 永眠という文字も 本当にその通りだな~という感じです。
昨日までは 苦しそうであったけど
何か飲んだり、話たりしていたのに
もう眠ったまま起きてこない。
父にとっては それはそれで 苦痛からの解放なんですよね。


信じられないことに もうそれから3週間もたっていました。
あとが大変だと話にはきいていたので その日からあれよあれよと
母のことをきにしながら 姉とふたり、
せっせといろんなことを片付けてきました。
それも 今、ほとんど落ち着いてきました。

病気だったので ある程度覚悟はしてきましたが、
それに対する心構えの様な意味もあり、
読書好きな姉が手にして私に回してくれる本は
だいたいが 介護か犬についての本です。





こちらは 「人生フルーツ」という映画にもなった 
建築家のつばたしゅういちさんと英子さんご夫婦の本です。
だんなさま、しゅういちさんがなくなられてからの生活のお話です。

お二人は結婚60周年を迎えられていましたが
しゅういちさんが2015年に90歳でお昼ねをしたまま穏やかになくなられました。
英子さんは現在89歳。

父と母も3月19日で60周年を迎え、その2週間後に父はいきました。


本の中では その後、始めて一人暮らしをされる英子さんの様子があり、
少しづつ立ち直っていかれる様子が書かれています。
そこには なんだか生活の基本をみるようで
こうやって生きていけばいいんだよねと思わせてくれます。


姉は 母にもいずれこういうときが来るとおもい、
参考にしてほしいと読んでもらっていたようですが、
母には なかなか難しいようでした。
環境もちがいますしね~。

私も若い時にはあまり意識しませんでしたが、
人生、もうかなり後半。
自然がとてもいとおしくなってきました。
読み終わった時には、なんだか高原に行ってきたような気持ちに。


残念ながら私も見ていないのですが、「人生フルーツ」の予告編。





素敵なお二人。
読み終わった後、肩の力がす~っと抜ける気がする本です。





そしてもう1冊。
いつも電車の中でよめるように文庫本をもっていますが、
こちらは途中で電車では読めなくなりました。





最初の方は、ワンちゃんを飼っていらっしゃるご家庭では
よくあるあるとうなづける話なんですが、
後半は 海外と日本とを行ったり来たりして仕事をしている著者が
お父さまの介護と 飼っていた年老いた飼い犬を看取られる話があり、
そして お父さまの年老いた飼い犬をアメリカに引き取るお話があります。

ちょうどそんなところを読んでいたころ、父がいきました。
そして 虎太郎もひざの手術のために入院。
ドンピシャの状況があって こみ上げるものがあり、
電車の中では読まずに、家で夜ふとんにはいってから
涙しながら読み終えました。

介護についていえば、もっとあ~すればよかった というようなおもいは
私も同じ。
きっとたくさんの方が同じ思いをしていらっしゃるんでしょうね。

そして 大きな車にのったまま、
帰ってこなかった飼い主のお爺さんのことを
けなげに覚えてまっている わんちゃん。
もうほんと泣けました。

でも 共感する感情って
少し楽にしてくれるんですね。
ひとりじゃないんだって。


また 少しづつ、今度は母との同居の準備をしていく予定です。
今年は少し読書に精を出そうと思っています。
(と、いってもしれてますけど・・・。(^^;))

こちらの本、おすすめです。






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